今回ご紹介するのは、御茶ノ水駅と神保町駅から徒歩5分の位置にある自然豊かな公園、「錦華公園」です。
お茶の水小学校の建て替えに伴い、約1年の工事を経てリニューアルされました。
ユーミンこと松任谷由実さんが歌った『白い朝まで』や『「いちご白書」をもう一度』の舞台となった公園としても知られており、ピンとくる方もいるのではないでしょうか。
ちなみに、お茶の水小学校(旧 錦華小学校)は夏目漱石が在学していた学校であり、校庭の外には記念碑が設置されています。
こちらは錦華坂側の入り口で、木々が出迎えてくれます。
錦華公園は幅広い年齢層に親しまれており、近隣の子供たちだけでなく、お昼には多くの学生やビジネスマンが訪れます。座る場所も多く、神保町巡りの合間に一息つく場所としても最適です。
リニューアル時には、利用者や地域住民の意見を取り入れるためのアンケートや意見交換会が行われ、目的に応じた4つのゾーンに分けられました。
1. 遊具ゾーン
アスレチックやブランコなどの遊具が設置され、周囲にはベンチもあり、子どもを見守りやすい配置です。
2. 憩いゾーン
芝生の広場や屋根付きのベンチがあり、ゆったりとくつろげるスペースです。
3. 多目的ゾーン
大きな遊具は設置せず、自由に遊べる広場になっています。また、トイレも改修され、清潔な外観となっています。
4. 保全ゾーン
昭和4年の開園以来続く「自然風公園」というコンセプトを引き継ぎ、自然が残されています。都心では珍しい「シオカラトンボ」も見られ、木陰や川のせせらぎが心地よく、まさに都会のオアシスです。
リニューアルされた錦華公園の新しい景観はいかがでしょうか。訪れた際はぜひ、緑に囲まれながら癒しのひとときをお過ごしください。
住所 | 東京都千代田区神田猿楽町1-1-2 |
アクセス | 御茶ノ水橋口より徒歩5分 神保町駅A5出口より徒歩5分 |